深みと見方
昨日ふと外出中に学生時代にケガをしたことを思い出しました。
靭帯が切れてしばらく松葉杖でしたが、当時は大学まで電車の乗り継ぎが複数あり
首都圏なのにどちらも割と長い距離、長い階段、エレベーターもエスカレーターもなし、という通学路でした。
初めての松葉杖で沢山気づいたこと。
歩きづらい、非常に疲れる、雨の日は床がすべって怖い想いもする、松葉杖で歩いていると一般の人の邪魔になる。
ケガに限らず誰かが辛い経験をしてる時に、「気持ちはわかるよ〜」って気軽に言う人がいますが、やっぱり同じ経験をしていない人には分かる訳ありません。
似たような経験をしても、状況が違えば、やはりまた少し違ってくるので、本当に相手の気持ちを分かるなんてまず無理。
でも察してあげることは出来ますよね。
「深みのある人になりたい(または なりなさい)」
時々目にする言葉ですが、結局は色んな体験・経験や想いをして、様々な側面から物事を見れるようになるってことなのかなと、ふと思いました。
「かわいい子には旅をさせよ」
「苦労は買ってでもしろ」
立派な大人になりなさい、という先人の教え。
今は受け継ぐ人が少ないような気がして残念です。
「人間が浅い」
それこそ一面からしか見れない人。
今はどちらに向かってますか?